産後の骨盤矯正はいつから始めるの?
産後の骨盤矯正は、産後1か月以降の悪露が完全に出きってからがおすすめです。
産後1か月までの間は「産褥期」の期間で、お母さんはしっかり休む必要がある期間です。
また、悪露をしっかりと出しきっておかなければ感染症の原因になるため、骨盤矯正で骨盤を閉じてはいけません。
そのため、骨盤矯正は産後1か月間は受けないようにしましょう。
産後1か月目に実施されるお母さんの1か月健診で、医師から骨盤矯正を受けても良いと言われたら受けることができます。
骨盤ベルトはいつから付けていいの?
出産後すぐは、からだの回復に個人差もありますので、お医者様に確認しながら始めるようにしましょう!
だいたい産後1~3ヵ月くらいまでの使用が目安です。
骨盤を矯正する効果がある骨盤ベルトは、骨盤矯正を受ける時期と同じく産後1か月目以降がおすすめです。
これも身体の回復具合と悪露の関係があるので、早い時期に骨盤を閉めないように注意しましょう。
悪露が残ったらどうなるの?
- かぶれたり、常在菌に感染するなど感染症にかかりやすくなる
- 子宮収縮が続くので下腹部痛が続く
- 出血が続くことで貧血になる
- だるさや熱、身体の不調などが起こる
これらの症状は、悪露が続くと現れやすい症状です。
ほとんどの人は産後1か月以内で悪露が出きりますが、そうでない人もいます。
私も産後2か月まで悪露が続き、子宮収縮剤を飲んで過ごしました。
大量に悪露が出る場合は、子宮に残っている悪露を専用の器具で書き出す処置を行い、残っている悪露を全てかきだします。
骨盤矯正の効果
妊娠中はホルモンの影響で骨盤が広がりやすくなるおかげて、自然分娩の際に赤ちゃんが骨盤を通ることができます。
しかし、産後は骨盤が開いた状態になるためグラグラと不安定で、妊娠前のように安定していません。
骨盤が不安定な状態でいることで、骨盤や腰・足の付け根などに違和感や痛みを感じるようになります。
そこで、骨盤を正しい位置に戻すように矯正してあげることで、これらの痛みなどを和らげる効果があります。
骨盤矯正をしないとどうなるの?
産後約1年かけて骨盤が妊娠前のように固まりますが、骨盤矯正をしていない骨盤は歪んだ状態で固まってしまいます。
歪んだ状態で固まることで、
- 背骨の歪む
- 頭痛
- 肩こり
- 便秘
- 冷え性
- 尿漏れ
- 女性ホルモンの乱れ など
これらの症状が現れることがあります。
骨盤の痛みや違和感などの症状が無ければ、骨盤ベルトや骨盤体操を自分で行うことで、お金をかけずに骨盤矯正をすることができます。
骨盤矯正ストレッチのやり方
【Online GiNA】産後の骨盤引締めストレッチ寝る版(泉栄子先生) #Eiko
まとめ
骨盤矯正と骨盤ベルトの着用は、産後1か月以降の悪露が出きってから行うようにしましょう。
骨盤矯正には整体院で受ける施術と、自分で骨盤矯正ストレッチ行う方法の2パターンあります。
骨盤や腰・足の付け根に痛みがある場合は整体院の施術、そうでない場合は日常生活で骨盤ベルトを着用して、自分で骨盤矯正ストレッチを行うことを目安に、産後はしっかり骨盤を引き締めるようにしましょう。
